今回は、全4回にわたり、う蝕・歯周病に次ぐ第3の歯科疾患として注目されているTooth Wearと云われているお口の中の症状についてレポートさせていただくつもりです。
この「Tooth Wear]は、実に成人の80%以上が罹患しており、大きく咬耗・摩耗・酸蝕の3つに分類されています。
さらに近年、Tooth Surface Loss(TSL、歯質表面損失症候群)という、むし歯が原因ではない、非う蝕性の表面歯質アパタイトの慢性的な損失を示す概念、咬耗・摩耗・酸蝕といったいわゆるTooth Wearのほかに、咬合応力ひずみ(アブフラクション)や歯根露出も含まれるようになってきました。
左の画像は、摩耗の症例で、歯根が露出した状態です。
アブフラクション(咬合応力ひずみ)という、過剰な咬む力が原因で歯の根元に力が集中することでも、このような状態になると云われています。
この画像は咬耗した状態で、前歯が平坦にすり減っている状態が認められます。
歯の咬みあわせの部分がすり減ると、結果的に上下の高さが低くなり、顎関節症、頸椎の圧迫による肩こりなど、お口の中だけではなく、全身的にも悪影響があるとされています。
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院長 渡邊 克則
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